研修講師メッセージ vol.05

伊集院幸子

伊集院幸子


楽しく仕事をするために、素晴らしい英語の通訳ガイドスキルとは何かを一緒に探りましょう!
資格取得直後から京都を中心に主に個人グループのアテンドをしております。
通訳ガイドの仕事は初仕事から、プロとしての知識や技量が問われるので当初はとても心苦しかったことを覚えています。

でも、皆さん!今までの人生の中で、家族や親せき、友人や仕事関係の方を自分の知っている地域に案内したことが何度もあったことと思います。それがガイドの仕事ですから初めてだからといって、震えあがることはないと思います。とはいうものの実際に自分自身も報酬をいただいてガイドをするとなったときは大変緊張しました。
このような不安を少しでも解消できるのが事前の研修だと思います。私は私自身がデビュー前に受講できれば良かったと思える研修内容にしたいと思っています。

実際に観光先を周り、研修生同士でお客様の気分を味わいながらも、順番にガイドとしての役割を果たしてみましょう。他の方から学び、また自分自身の長所も見つけてください。通訳ガイドは人と人とをつなぐ仕事ですから、十人十色で良いと思います。

また、具体的に外国人が理解しやすい説明の仕方、そして興味を持たれる説明の仕方、困った時の対処の仕方、これらに伴うきれいな英語の表現を学んでいただき、反対につまらない説明の仕方、失礼に当たる間違った英語表現も知っておきしょう。更にガイド中の英会話もちょっとブラシュアップしてみませんか。すでにガイドとしてお仕事をされている方にも上品な英語表現方法を習得していただけるよう研修生それぞれのレベルにあった内容を組み込んでおります。 毎年春と秋はほとんどお休みなく仕事をいただけるようになりました。しかし、1つだけ心掛けていることは、『ガイド慣れ』してしまった味気ないガイドにならず、いつまでも初心を忘れずにお客様と楽しい時間を過ごすことです。
「あなたがガイドだったからこそ、より楽しい旅になり、より日本が好きになったからまた来日します。」と言っていただけることが私の目標です。皆さんと訪日観光客数増加を目標に今一度ガイド技能を考え、練習しましょう。