研修講師メッセージ vol.02

原 正志

原 正志

私が考えている良いツアーガイドになるための条件

1)日々語学力を高める努力をすること。しかし、ネイティブスピーカー、あるいは帰国子女のように(英語に限れば)英語を話せるようになる事はほとんど不可能であり、また、その必要もありません。分かり易い英語を話す事が一番大事です。また、お客様は全て英語のネイティブスピーカーとは限りません。

2)豊富な情報や知識はとても大切な条件ですが、TPOを考慮し、お客様が興味を抱く話題を簡潔に分かり易く、出来たら冗談を交えながらお客様が退屈しない様な話し方を身につけること。例えば、ある話題に関して深い知識を羅列しても多くのお客様には雑音と聞こえる場合もあるかもしれません。

3)最後に、ホスピタリティーですが、上記の2点が欠如していてもホスピタリティーでカバーできる場合も多々あります。
極端な例ですが、新人ガイドの方が、トイレの場所を聞かれ、汗をかきながら、一生懸命探していたとしましょう。対照的に豊富な知識と経験を有しているが、ガイディングは事務的で、倦怠感を抱かせるようなベテランガイドがいたとしましょう。ツアー終了後、どちらのガイドが良かったかというアンケートを取った際、もしかしたら新人ガイドの方が得票率が高いかも知れません。
ですから語学力、豊富な知識、ホスピタリティーのどれ一つ欠けても良いガイドとは言えません。

ツアーに参加するお客様の中には、日本の文化や歴史などに興味を持っているお客様や主人の仕事の合間を見てツアーに参加している方、そして旅の疲れからか車中で終日寝ている方など様々です。

私達の仕事は「民間外交官」と考えている方も多くいらっしゃいますし、ある意味で私も賛同しますが、お客さんにとってはプレジャーの部分もあることも忘れないでほしいと私は考えています。